どもども。
本日発売の講談社「小説現代」4月号から、新連載が始まります。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/03/20
- メディア: 雑誌
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『ブラック・ドッグ』
これまで発表してきたのとは、かなり毛色の違う作品。
湿っぽい社会派小説ではなく、アッパー系(?)のパニック・ホラーです。
初めての月刊連載で、新しいジャンル。私にとっては、色んな意味でチャレンジの一本です!
頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
どもども。
本日発売の講談社「小説現代」4月号から、新連載が始まります。
『ブラック・ドッグ』
これまで発表してきたのとは、かなり毛色の違う作品。
湿っぽい社会派小説ではなく、アッパー系(?)のパニック・ホラーです。
初めての月刊連載で、新しいジャンル。私にとっては、色んな意味でチャレンジの一本です!
頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
過日、吉川新人賞で落選の憂き目にあった、拙作『絶叫』ですが、
今度は、第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)にノミネートされました!
陽子ちゃん、ワン・モア・チャンスやで。
第68回日本推理作家協会賞候補作が決定しました
〈長編および連作短編集部門候補作〉
黒龍荘の惨劇(光文社)
岡田 秀文シャーロック・ホームズの蒐集(東京創元社)
北原 尚彦土漠の花(幻冬舎)
月村 了衛絶叫(光文社)
葉真中 顕イノセント・デイズ(新潮社)
早見 和真
選考は、来月の下旬です。
こうして、たびたび賞の候補に挙げてもらえることは大変光栄ですし、励みになります。
まあ、結果、往復ビンタを食らうかもしれませんが(汗)
どうせもう、作品の中身は一行も直せないので、あまり気にせず、目の前の仕事に取り組みたいと思います。
……って「気にしない」と決めて、本当に気にならなくなったら、世話ないんですけどね(笑)
さてはて。
既報のとおり、吉川英治文学新人賞は、西條奈加さんの『まるまるの毬』に決まりました。
http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/20150303yoshikawaaward.pdf
拙作『絶叫』は、力及ばずでした。残念。
悔しくないと言えばもちろん嘘になりますが、むしろ候補になったことを誇りたいと思います。
どちらにせよ、やることは変わらず。毎日原稿に向き合うだけです。
あとで改めて告知しますが、今月25日ごろ発売の「小説現代」で新連載も始まります。
もっといい作品を書けるよう、引き続き頑張ります。
葉真中顕デビュー作『ロスト・ケア』の文庫版が発売になりました。
日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作です。
おかげさまで出足好調。なんと刊行前から重版がかかりました!
ときわ書房船橋本店さま、三省堂神保町本店さま、三省堂書店東京駅一番街店さま、三省堂有楽町店さま、ブックファースト新宿店さま、ほか、リブロさま、有隣堂さまの一部店舗など、都内を中心にいくつかの書店さまには、数量限定でサイン本を置かせて貰っています。
大変お求めやすく、手軽になっておりますので、未読のみなさまは、是非これを機に手に取っていただければと思っております。
また、単行本で読まれた方も、文庫版には賞の選考委員をつとめてくださった近藤史恵さんによる素晴らしい解説(かつて私が別の名義でやっていたブログの件にも触れてます)がついてますので、是非ご一読いただければと思います。
どうぞよろぴか☆
この度、拙作『絶叫』が第36回吉川英治文学新人賞の候補になりました!
と、書くと、大半の人は「またなんかの賞に出したの?」と思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。
小説の「賞」には、デビューを目指して投稿する公募の新人賞の他に、すでにデビュー済みのプロを対象にした顕彰や文化振興のための賞もあるのです。
今回の「吉川英治文学新人賞」は後者の賞。出版業界では、こういうプロ向けの賞を「文学賞」と呼びます。
(ちなみに、いま私が書いているエンタメ小説を対象にした文学賞で一番有名なのが「直木賞」です。さすがにこれは聞いたことのある人も多いことでしょう。この直木賞と一緒に発表される「芥川賞」も同じかそれ以上に有名ですが、こっちは、より芸術性に重きを置いた「純文学」というジャンルの小説を対象にした賞です)
これら文学賞は、公募の賞と違い、欲しいからといって応募したり立候補したりすることはできません。多くの場合、一定期間に発表されたプロの作品を対象に、主催者が独自の判断で候補を選んで選考会にかける形をとります。作家は選ばれるのを待つしかないのです。
吉川英治文学新人賞は、一般的な知名度は直木賞に及びませんが、業界的にはとても注目される賞です。多くの先人たちが、この賞をきっかけに作家としての飛躍を果たしています。
今回ノミネートされたことは、私にとってとてつもなく大きなことだし、光栄と言うほかありません。
『絶叫』は、本当に苦しんで苦しんで、現時点での自分の限界まで書いたと言える作品なので、感慨もひとしおです。
読者のみなさんの支持の声が、ノミネートにつながったと思っております。
ただ、ただ、感謝です!
もちろん、せっかくのチャンスですから受賞したいとは思っていますが、いまからできることは何もないので、ドキドキしながら結果を待つことにします。
選考会は3月3日。
さてはて。どうなることでしょうか。
明けましておめでとうございます。
去年は夏ごろまでは七転八倒していましたが、最終的には新作『絶叫』を納得のいく形で上梓することができ、また年末からは連載も始まり、割と良い形で一年を終えることができたような気がしております。
本年は、春からもう一本、連載が始まり、また他にも、不定期の短編やら、新作の書き下ろしやら、更にその先のあれこれやら、いろいろと予定しております。
なんというか、本格的に作家生活が回り始めた感じで、それはもちろん大変喜ばしいことなのですが……。
複数の長編を同時進行するとか、月に何百枚も書くことを前提にスケジュール組むとか、当然始めてなわけでして、新年三日目にして早くも目が回っております。
こんな調子で、私、完走できるんでしょうか?(汗)
まあ、なるようになるでしょうし、なるようにしかならないわけですが。
こっちとしては、開き直って、一本、一本、勝負、勝負で、精一杯、書いていく所存です。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
『絶叫』の新刊記念という形で、ご自身も『シングルマザーの貧困』を上梓したばかりの社会学者で詩人でもあられる水無田気流さんと、対談をさせていただきました。
媒体はみんな大好きシノドスですよ。
『絶叫』――人生は、壊れるときには壊れてしまう / 葉真中顕×水無田気流 | SYNODOS -シノドス-
互いの著作のことから、家族幻想、世代論、近代と自由についてなど、多岐にわたるテーマを話させていただきました。
この対談単独でも楽しめると思いますが、拙著『絶叫』『ロスト・ケア』、水無田さんの『シングルマザーの貧困』『黒山もこもこ、抜けたら荒野』などと合わせてお読みいただければと思います。
この年末年始に、是非!
どうぞよろしくです。
黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書)