葉真中顕のブログ

作家・葉真中顕/はまなかあき のお知らせブログです。

新人賞出身作家の本音座談会「わたしはこうして作家になった」

どもども。

いま売りの「オール讀物」11月号で「小説家になりたい」という大変不穏な(?)特集が組まれておるのですが、新人賞出身作家の本音座談会「わたしはこうして作家になった」なる企画に、私も顔を出しております。

オール讀物 2015年 11 月号 [雑誌]

オール讀物 2015年 11 月号 [雑誌]

傾向と対策は効果があるのか? 小説学校の実態は? デビュー後の編集者との距離感は? などなど、様々なトピックで本音が語られており、なかなか面白いと思います。
ワナビの人もそうでない人も、よかったらご一読下さい。

短編『政治的正しい警察小説』

どもども。

なかなか新刊が出ませんが、仕事はやっておるのですよ。
月刊「ジェイ・ノベル」9月号に、『政治的に正しい警察小説』という短編載っています。

月刊J-novel2015年9月号

月刊J-novel2015年9月号

意識高い系作家のハマナコアキ先生(!)が、差別性のない警察小説を書こうと七転八倒するコメディです。
長編とは全然違うテイストですが、とても楽しく書きました。

こういう単発の短編はいつ本になるかわからないので、是非、雑誌でご一読いただければと思います。
どうぞよろしく~。

ザ・ベストミステリーズ2015

どもども。

只今絶賛発売中の日本推理作家協会編集の短編アンソロジー『ザ・ベストミステリーズ2015』に、去年、雑誌に発表した拙作『カレーの女神様』が収録されています。

ザ・ベストミステリーズ2015 (推理小説年鑑)

ザ・ベストミステリーズ2015 (推理小説年鑑)

この『カレーの女神様』は、長編とはかなり毛色の違うゆるふわ系(?)の作品ですが、個人的にはとても気に入っています。
あと、全然話は繋がっていないんですが、『絶叫』と合わせて読んでいただけると、ニヤリとできるかも、です。
単発の短編はなかなか本にならないので、こういった形で再度世に出せてとても嬉しいですね。


ザ・ベストミステリーズは、毎年、推理作家協会が過去一年に発表された短編の中から、選りすぐって編集している傑作選です。私の以外にも、色々な作家の「アタリ」の短編だけをたくさん楽しめる、お得な一冊ですので、是非、お手にとってください。

どうぞよろぴか☆

往復ビンタ

と、ゆーわけで、
推理作家協会賞、既報のとおり、力及ばずでした。

お知らせ|日本推理作家協会

あうあう。

文学賞落選のこの感じ、何かに似てると思ったら、失恋したときのあれですかね。
賞は恋と違って、告白したわけでもないのに、一方的にフラれるわけですが(笑)

まあ、めげずに頑張ります。

ちょうど先日発売の、講談社小説現代5月号に、連載『ブラック・ドッグ』第2回掲載されております。季刊の朝日新聞出版「小説トリッパーでも連載やっております。

これらが本にまとまるのは、たぶん来年だと思いますが、どうぞよろしく。

小説現代 2015年 05 月号 [雑誌]

小説現代 2015年 05 月号 [雑誌]

新連載。

どもども。

本日発売の講談社小説現代」4月号から、新連載が始まります。

小説現代 2015年 04 月号 [雑誌]

小説現代 2015年 04 月号 [雑誌]

『ブラック・ドッグ』

これまで発表してきたのとは、かなり毛色の違う作品。
湿っぽい社会派小説ではなく、アッパー系(?)のパニック・ホラーです。
初めての月刊連載で、新しいジャンル。私にとっては、色んな意味でチャレンジの一本です!

頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!

賞レース、再び。

過日、吉川新人賞で落選の憂き目にあった、拙作『絶叫』ですが、
今度は、第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)にノミネートされました!
陽子ちゃん、ワン・モア・チャンスやで。

お知らせ|日本推理作家協会より

第68回日本推理作家協会賞候補作が決定しました
〈長編および連作短編集部門候補作〉


黒龍荘の惨劇(光文社)
 岡田 秀文

シャーロック・ホームズの蒐集(東京創元社
 北原 尚彦

土漠の花(幻冬舎
 月村 了衛

絶叫(光文社)
 葉真中 顕

イノセント・デイズ(新潮社)
 早見 和真

選考は、来月の下旬です。
こうして、たびたび賞の候補に挙げてもらえることは大変光栄ですし、励みになります。
まあ、結果、往復ビンタを食らうかもしれませんが(汗)
どうせもう、作品の中身は一行も直せないので、あまり気にせず、目の前の仕事に取り組みたいと思います。

……って「気にしない」と決めて、本当に気にならなくなったら、世話ないんですけどね(笑)
さてはて。

落選。

既報のとおり、吉川英治文学新人賞は、西條奈加さんの『まるまるの毬』に決まりました。
http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/20150303yoshikawaaward.pdf

拙作『絶叫』は、力及ばずでした。残念。
悔しくないと言えばもちろん嘘になりますが、むしろ候補になったことを誇りたいと思います。

どちらにせよ、やることは変わらず。毎日原稿に向き合うだけです。
あとで改めて告知しますが、今月25日ごろ発売の「小説現代」で新連載も始まります。

もっといい作品を書けるよう、引き続き頑張ります。