葉真中顕のブログ

作家・葉真中顕/はまなかあき のお知らせブログです。

『犬部!』3巻が発売!

私がちょっとだけ手伝っている漫画。
犬部!ボクらのしっぽ戦記』の3巻が発売になってました。


「多頭飼育編」がメインです。どうぞよろしくです。

近況。

近況を一つご報告。

昨日、シノドスさんの企画で、ALS当事者の岡部宏生さんと対談させていただきました。
ALSというのは、全身が少しずつ脱力、筋萎縮し、最後には自発呼吸もできなくなってしまうという進行性の難病です。およそ10万人に1人くらいの割合で発症し、今のところ原因不明で治療法も確立されていません。
岡部さんは、すでに自発的な呼吸も、食事も、発話も、筆談も、できなくなっているのですが、人工呼吸器で息をし、胃ろうにより栄養を摂取し、かすかに動く口元をヘルパーさんが読み取る「口文字」という方法でコミュニケーションを取っています。ですから、対談も可能なのです。

それどころか、岡部さんは、ご自身で会社を経営し、日本ALS協会の理事(副会長)も務めていらっしゃるとのこと。下手なミステリー作家*1などよりもずっとアクティブに活動されてます。

すっごくダンディですてきな方でした!
この模様はいずれ、シノドスのメルマガなどで記事なると思います。
その際はまたお知らせしますので、どうぞよろしくです。


あ、ちなみに、「シノドス」というのは、言論メディアの制作会社*2で、
無料で読める日刊の情報サイト「シノドス
http://synodos.jp/
の運営や、
より深く掘り下げた情報を提供する有料メルマガ「α-synodos」*3
http://synodos.jp/a-synodos
の発行などを行っています。

わたしも普段から貴重な情報源として大いに利用させてもらっております。





 

*1:無論、わたしのことです

*2:だとわたしは思ってるんですが、違ったらごめん > 関係者各位

*3:αはギリシア文字のアルファです

「小説トリッパー」と「別冊文藝春秋」にエッセイ。


本日(6月18日)発売の小説トリッパー夏号にて、「私を変えたこの一冊」というエッセイコーナーに登場しております。

小説 TRIPPER (トリッパー) 2013年 6/30号 [雑誌]

小説 TRIPPER (トリッパー) 2013年 6/30号 [雑誌]


小六のときに出会った赤川次郎さんの『ぼくのミステリ作法』という本を紹介しました。



あと、現在発売中の別冊文藝春秋7月号にもエッセイ書いています。


『検索(さが)してはならぬ』と題して、エゴサーチ(ネットで自分の名前や作品を検索して評判を確かめてしまうこと)の恐怖について書きました(笑)



どうぞよろしくです。






 

「ジャーロ」7月号に新作短編。

明日(6/15)発売の光文社「ジャーロ」7月号(夏号)に、
新作の短編小説『緋色のジャック』載っております。

ジャーロ 7月号

ジャーロ 7月号

本作には『ロスト・ケア』に出てきた椎名というキャラクターが、ちょっと意外(?)な形で登場します。『ロスト・ケア』を既読の方は「この人、こういうことになったんか!」と驚かれるかも。

彼に何があったかは、次に出す本(書き下ろし長編)で書くつもりです、というか今書いてます。


・作品舞台の時系列はこんな感じです

『ロスト・ケア』


  ↓数年後


タイトル未定・今書いている書き下ろし長編


  ↓数年後


今回掲載の短編『緋色のジャック』

もちろん、それぞれお話し自体は独立してますので、単体で読んでも分かるようになっています。
どうぞよろしくです。






 

少年サンデーで『犬部!』新シリーズ開始!

今日(6月5日)売りの週刊少年サンデー27号にて、私が「はまなかあき」名義でちょっとだけお手伝いしているマンガ犬部!の新シリーズが始まってます。

今回、作品の中でちょこっとだけ触れている学校飼育の件。
かつてはかなりカオスで、マンガで描かれているような飼育というより虐待に近い状況の学校も実際にあるようです。
が、近年改善される傾向にあり、文科省も獣医師会とともに啓蒙活動に努めております。
学校における動物飼育について:文部科学省
やはり、「動物とのふれあい」といった情緒的な要素だけでなく、動物の習性や生態を理解した上で適切な飼育を学ぶ機会にすべきでしょう。さらに啓蒙・改善が進むことを期待します。



あと心底どうでもいい情報ですが、このマンガの登場人物の名前が一部ももクロちゃんなのは私の犯行です(笑)
企画がスタートした2010年時点*1では、まだメジャーデビューしたばかりで『ヨスガノソラ』のエンディングとかやってたころでした。「知ってる人だけニヤリとして下さい」みたいな遊び心で名前を決めたんですけどね。いやはや。
主人公には、個人的に一番応援していた早見あかりちゃんから、名字をいただいたんですけどね。いやはや。


何はともあれ、どうぞよろしくです。



犬部! ボクらのしっぽ戦記 1 (少年サンデーコミックス)

犬部! ボクらのしっぽ戦記 1 (少年サンデーコミックス)


犬部!ボクらのしっぽ戦記 2 (少年サンデーコミックス)

犬部!ボクらのしっぽ戦記 2 (少年サンデーコミックス)


([か]8?1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)

([か]8?1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)



 

*1:犬部!』の連載開始は2011年ですが、企画のスタートはその更に1年くらい前なのです

「週刊読書人」にエッセイ

週刊読書人」という新聞っぽいスタイルの書評誌があるのですが、本日(5/31)号の7面「ニューエイジ登場」というコーナーに登場しております。
新人作家の自己紹介風のエッセイです。
どうぞよろしく~

「小説推理」7月号に映画エッセイ

本日発売の双葉社「小説推理」7月号で、「私のとっておきシネマ」という作家が好きな映画を紹介するリレーエッセイコーナーに登場しております。

小説推理 2013年 07月号 [雑誌]

小説推理 2013年 07月号 [雑誌]

レオス・カラックス監督の『汚れた血』という映画と、それを初めて観たころの痛々しい自分のことを死にたくなりながら書きました(笑)

どうぞよろしく。